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■ 工房だより ■


竹の油抜き作業してきましたよ 2021年2月

伝統的工芸品 駿河竹千筋細工を作っています。
材料は、主に孟宗竹と真竹を使っていて、孟宗竹は藤枝市岡部町の職人さんにお願いしています。
今までは、切り出して、油抜きまでしてくれました。

青竹は、油分が多くて、そのままだと腐りやすく、きれいな緑色も変色します。
以前、青竹のまま、熱したどうらんにあてて、曲げたのですが、ジュージュー臭い油が出てきて、さらにいつもと違って、冷めたら広がりやすかったです。

今年から、この油抜き作業を、静岡竹工芸協同組合のみんなですることになりました。

場所は、オクシズ。静岡市内藁科川上流です。

茶畑跡を整地して、干場を作りました。何しろ500本の竹を煮て干すので、広い場所が必要です。
組合員、6軒15人ほどが、11月から3か月、交代で作業しまして、やっときれいになりました。

1/31、2/1,2の3日間でいよいよ油抜き、煮る作業です。
コンクリートの窯にステンレスのお鍋。特製です。

青竹を、半分に割るのは、若者ががんばってくれました。
自分たちは、中の節をハンマーで壊します。だんだん、腕が痛くなります。

3メートルほどの特製のお鍋に水を入れ、薪で沸かします。
薪って、火力強いですね。大量の氷水が3時間ほどで沸きました。

沸いたら、青竹を入れ、30分ほど煮て、出します。
そのまま出すと、皮の部分に油分が残ります。
熱々のまますぐ、油分をふき取ると、きれいになります。

通常、製品は皮を削っていますので、今回はふき取らずに出すことにしました。そのため、やや黒ずんで見えます。

きれいに並べましたが、雨が降るとかびやすくなるので、その前には、組合員がカバーをかけます。
冬場の静岡は、雨が少ないですが、降らないことを祈ります。
1か月ほど干します。出来上がりが楽しみです。

今回は、若手職人さんが、将来の材料調達を心配して発案してくれました。
初め、ぼうぼうの放置茶畑をみて、うんざりしましたが、若い皆さんが、よくがんばってくれました。
こんなにきれいに干せて、感動ですよ。

静岡竹工芸協同組合





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