■静岡の伝統工芸■

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■第1回日本一の家具 駿河指物■

指物というのは、木を釘を使わず、指しあわせて組み立てる技術のことです。

室町時代に中川大工と呼ばれる職人がいてお椀などを作っていましたが、盛んになったのは江戸時代になってからです。
今、NHKの大河ドラマで「葵三代」をやっていますが、寛永11年(1634年)三代将軍徳川家光が、浅間神社造営のため、全国各地からたくさんの腕のいい職人たちを集めました。この職人たちは、工事が終わった後も、暖かくてすごしやすい静岡に定住し、地域の人々に技術をおしえました。

指物師たちは、日本独特の指金という物指しを使って いろいろな物を作りますが、江戸時代の職人が作っていた物は、 針箱、硯箱、文箱、たばこ盆などです。

明治時代になってから、鏡台が作られるようになり、 やがていろいろな家具が生産され、 今では日本一の家具産地になりました。


■第2回 ひきもの■

ひきものは、ロクロを使って木を回転させて削り、作る技術です。
江戸時代末より、130年あまりの長い歴史を持っています。

昭和25年ころより、コショー挽きなどが、輸出用に大量に出て、発展しました。

その後家具の部品作りが多かったひきものですが、最近では、一輪挿し、健康器具、お線香入など楽しい小物雑貨品が人気があります。


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