ようこそ両陛下

伝統工芸など視察〜子供らにお言葉も

天皇、皇后両陛下を歓迎するような青空の下、おニ人は秋が深まる駿河路を静岡市から全国豊かな海づくり大会会場の焼津市へー。
ニ十七日、本県を訪れた両陛下は沿道や視察先で出迎えの県民に手を振ってこたえられ、特に焼津市では日の丸や海づくり大会の小旗を手に沿道を埋める市民らの熱烈な歓迎を受けた。
体験工房「駿府匠宿」(静岡市丸子)では静岡伝統の技を披露する職人らに親しく言葉を掛けられ、宿泊先のホテルアンビア松風闇(焼津市浜当目)では絵画や習字の優秀作品を仕上げた小中学生の説明に、にこやかに耳を傾けた。


駿府匠宿〜静岡

駿府匠宿を訪れた天皇、皇后両陛下は同施設の体験工房で和染、漆器、蒔(まき)絵、竹千筋細工、指物など伝統工芸品作りの実演を興味深げにご覧になった。
両陛下は塩谷竹雄支配人の案内で職人らの間を回り、材料や作り方、道具などについて親しく言葉を交わされた。
特に駿河竹千筋細工は関心を持たれた様子で、細かさに感心しながる「(竹を)よくそんなに細く削れますね」などと職人の黒田英一さん(70)に熱心に質問された。
匠の間では静岡の伝統技術を生かした工芸作品の数々を鑑賞された。  (後略)


以上 静岡新聞 2001年10月28日 より引用しました。


天皇皇后両陛下から、輪は、どうやって曲げるのですか? ひごは、どうやって細くするのですか? 穴は、どうやって開けるのですか? とたくさんのご質問。とくに、小学校の竹細工教室でも人気の、ひご作りのくじきという作業を不思議そうにご覧になられました。
とても光栄なことで、一生の想い出になりました。 (黒田英一 談)


掲載されました(^^)職人さん「駿河竹千筋細工」の技は、これからどうなっていくのかな?

ひとことどうぞさわやか伝統工芸 せんすじ