平安時代の女流歌人・物語作者。
「源氏物語」の作者です。
本名はわかっていません。
「紫式部」の名前は「源氏物語」の女主人公「紫上」に由来されています。
973年(天延元)ごろ生まれ、受領(ずりょう)の父藤原為時(ためとき)に漢籍の教育をうけました。
弟より理解がはやく、男子でなかったことをおしまれたといいます。
998年に藤原宣孝(のぶたか)と結婚して娘の大弍三位(だいにのさんみ)をもうけましたが、3年後に夫と死別し、「源氏物語」を書きはじめました。
1005年ごろ、一条帝の中宮彰子(しょうし)のもとに出仕、帝からも「日本紀をこそ読みたるべけれ。まことに才あるべし」と賞賛されたことから、「日本紀の御局(おつぼね)」とあだ名されました。
宮廷での暮らしぶりは「紫式部日記」に記されています。
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