私は、静岡市の伝統工芸の後継者の交流組織「するがクリエイティブ」に入りました。 そこでは、お互いの技術を交換しあい新製品を作ったりするのですが、そこでの、 仲間たちの注文は、意外な物ばかりでした。 細いひごの美しさを追求する私でしたが、竹を縦に割っただけの器とか、 細くまっすぐにして、すだれ状のテーブルを作る話とか。 ただ、網代を編んでくれればいい。それに、木の枠をつけるとか...。 ムッとしました。 でも、それは、間違いでした。 竹は、私の考える以上に偉大だったのです。