するが さしもの
駿 河 指 物

指物というのは、木を釘を使わず、指しあわせて組み立てる技術のことです。

室町時代に中川大工と呼ばれる職人がいてお椀などを作っていましたが、盛んになったのは江戸時代になってからです。
文化元年(1804年) から慶応元年(1865年) までの約60年、徳川幕府が、浅間神社造営のため、全国各地からたくさんの腕のいい職人たちを集めました。この職人たちは、工事が終わった後も、暖かくてすごしやすい静岡に定住し、地域の人々に技術をおしえました。

指物師たちは、日本独特の指金という物指しを使って いろいろな物を作りますが、江戸時代の職人が作っていた物は、 針箱、硯箱、文箱、たばこ盆などです。

明治時代になってから、鏡台が作られるようになり、 やがていろいろな家具が生産され、 今では日本一の家具産地になりました。


●駿河指物職人 榑林 弘美さん

するがクリエイティブでご一緒させていただいています。
家族4人で、駿河指物である和家具を作っています。
本格的な大きな家具から、筆箱など小さな小物まで作っています。
97年10月の静岡銀行ロビー展にも、出品してくれました。


駿河の和家具○静岡の伝統工芸

ひとことどうぞさわやか伝統工芸 せんすじ

埼玉県与野市の和子さん
私は古いものが大好きで「伝統工芸」と聞くと、わくわくします。
手の出ないものばかりですが、このページを見て職人さんの 素晴らしさを改めて感じています。
ありがとうございます。
伝統工芸は、現在のように便利な機械のなかった時代から、 職人さんたちがいろいろな工夫を積み重ねて きた工夫の固まりなんですよね。
ですから、とても機能的で美しいしすばらしいんだと思います。
和子さんのように喜んでくれる方のためにもがんばりましょう! (がふう)


静岡の伝統工芸

ひとことどうぞさわやか伝統工芸 せんすじ