若者にも魅力伝えたい

杉山 薫さん

地域産業課の後継者を育成する静岡市のクラフトマンサポート事業で、4月に駿河竹千筋細工伝統工芸士の黒田英一さんに弟子入りした。技術習得に向け、毎日7時間以上「修行」に励む。27歳。

○弟子入りした理由は、なんですか?

●小さいころからもの作りが大好きでした。アジア雑貨をきっかけに竹の温かみが好きになり、地元の伝統産業でもある駿河竹千筋細工にも挑戦しようと門をたたきました。

○3ヶ月の修行で学んだことはなんですか?

●少しでも気を抜くと、完成品には必ずゆがみが出ます。先生から言われた「一つ一つの行程を大切に」という言葉の大切さを痛感します。

○将来はどんな職人を目指していますか?

●丁寧な技法と今までにないデザインを組み合わせて、若者にも魅力を感じさせる作品を作りたい。

アルバイトと修行で趣味の旅行もできないが、充実した日々を送る。

静岡新聞 2003年7月12日朝刊 より引用しました。


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ひとことどうぞさわやか伝統工芸 せんすじ