駿河型染「和」超えた図案に挑む 大橋 俊之さん(静岡市・51歳) 抽象的な図案と、豊かな色彩が特徴的なのれんやタペストリーなどを制作する。落ち葉を題材にしたといっても、緑と赤のしま模様だったり、青い色だったり。幻想的で都会的な感性に、固定ファンも多く、「クレーの絵画を連想する」と評価は高い。
祖父の時代から一家で染め物の仕事をしてきた。
「自分のこだわりはデザインに尽きる」。
トマトや唐辛子、猫など、.これまでの和染めにはなかったような題材での図
案に挑戦している。映画を鑑賞していると、役者の後ろの壁紙の模様が気になり、報道番組を見ていても、ついアナウンサーのネクタイの柄に気を取られる。
「職業病かな」と苦笑しながら語る。時にはカメラを持ち歩き、モチーフになりそうな動植物などを気の向くままに撮影して図案を考える。現代的な作品ばかりではない。祖父や父親の作風も受け継いでいる。父親から譲り受けた型紙は三百種類あり、修繕しながら今も大切に使い続ける。一方、自身で作成した型紙は百種類。「三百種類は作りたい」と意気込みを見せた。
静岡新聞 平成1 7年(2005年)1 2月2日(金曜日)朝刊 より引用しました。
大橋さんの猫、唐辛子、トマト、柿など本当に暖かいがらが多く、和みます。もちろん手作り民芸工芸品 駿河屋でも大人気商品が多いですね。人柄の良さが、作品にとても映されていると感じます。
映画でもテレビでも、雑誌でも常にアンテナを高くして、それを昇華できるから、幸せです。
私も、やっぱり、どんなときでも、千筋のデザインとして考えてしまいます。自営業の楽しさでもありますね。
400円
駿河型染 タペストリー 2500円〜4500円 駿河型染 大きめ タペストリー 7500円〜8000円
掲載されました(^^) ひとことどうぞ○さわやか伝統工芸 せんすじ