■工芸品名 静岡の伝統工芸
■期 間 99年3月30日−4月12日
■時 間 午前9時分より午後9時分(最終日は3時まで)
■場 所 静岡駅構内 駿府楽市
■主催者
■お問合せ黒田 雅年まで
静岡市の伝統地場産業の新たな商品作りを目的に行われた「駿府オリジナルグッズコンべ98」に、全国から応募された作品は125点。その中から中島さんデザインの「.駿河テーブルランプ」が、見事優秀賞に輝きました。
「仕事上、伝統工芸に触れる機会があったので、それを作品に生かすことができたのでは、と思っています」と喜びの一言。作品に込めた思いは「カジュアル」。
「買っていただいても引き出しにしまわれたままでは寂しいです。生活の中で使ってもらえる物を目指しました」。
この姿勢は、伝統産業に対しても同様です。
「歴史的な価値、技術から考えても、伝統産業、伝統工芸品はなくしてはならないもの。でも、伝統工芸品も、元は生活道具として使われていたと思います。伝統だからと、同じものを作るのではなく、威厳を保ちながら時代にあったものを提供する必要があるのでは」と、ソフトな語り口ながらもあふれる情熱が感じられます。
作品は商品化され、駿府楽市や四月に開館する体験工房・駿府匠宿の店頭に並びます。
「自分のデザインが製品化されるのが楽しみ」。「今後もクリエイティブな場に身を置きたいですね」という言葉がとても印象的でした。
静岡人(広報しずおか10.12.15より)