獅子舞(ししまい)について
1 獅子頭(ししがしら)をかぶって行う舞。また、それを舞う人。唐から伝わり、多く一人、あるいは二人で舞う。伎楽、舞楽で用いられたが、のち太神楽(だいかぐら)などで行われる。五穀豊穣の祈祷や悪魔を払い清めるもの。
2 特に、新年の祝い事の一つとして、獅子頭をかぶり、笛・太鼓・鉦(かね)などではやして家々を舞い歩き、米や銭などを請うもの。《季・新年》
3 能楽の囃子(はやし)による舞事(まいごと)の一つ。大鼓、小鼓、太鼓と笛の伴奏によって、「石橋(しゃっきょう)」「望月(もちづき)」「内外詣(うちともうで)」にある舞で獅子の舞い狂うさまをかたどった豪華絢爛(けんらん)な急調子の舞。
参考資料 国語大辞典(新装版)小学館 1988
最近では、お正月の他に、結婚式で見たりします。
お子さまの頭の上にご祝儀をのせて、それを獅子にくわえさせたりしますね。
季語では、新年となっていますし、お正月を象徴する物ですね。