この人〜

人とのふれあいが大切

「しずおか、匠の会」理事長 
増田 猪富さん



伝統工芸「あい染め」の道に入り五十年。あい染め、げた、竹細工、漆の四分野の職人が集う「しずおか匠の会」理事長を務める。
十月に四人の展示会「匠の技展」を開いた。
小中学生を対象に「伝統工芸教室」なども開き、郷土工芸の普及に努めている。吉田町出身。七十三歳。

○展示会で心掛けたことは何ですか。

●「お客さんとひざを交えて語り合うことが伝続工芸で最も大切なこと。人と触れ合い、感想や苦情にも耳を傾けるようにしています」

○生産の機械化が進む現状をどう思いますか。

●「まねされない作品を作り、まねされてもそれを上回る努力をすれば良い。職人にとってこれほど面白い時代はないと思います。やりたいことが次々出てきますから」

○教えている子供たちに学んでほしいことは。

●「伝統を守るとは古いものについていくだけではない。新しいものを自分で考え、古いものを超えていく力を身につけてほしい」

〇趣味は手品とビデオ撮影。いずれも数々の受賞経験を持つ腕前。

静岡新聞 2003年11月8日朝刊 より引用しました。

駿河藍染は、こちらです。


この前向きな考え方!すごいですね。 以前、浜辺に落ちていた竹で創ったという竹細工を見せてもらいました。とても斬新な作品でびっくりしましたよ。

掲載されました(^^)

ひとことどうぞさわやか伝統工芸 せんすじ