略歴
1929年(昭和4年)6月3日、静岡市生まれ。
1946年、学校卒業と同時に市内竹細工師、篠宮正一氏に弟子入りし、竹細工の基本である竹割り、竹へギ、竹編み等を厳しく鍛えられた。昭和28年に独立、当時は味噌こし、茶碗篭、脱衣篭等を製作し、その後、佐藤長市氏に竹千筋細工の指導を受け、照明シェードを手掛けた。
駿河竹千筋細工が国の伝統的工芸品の指定を受けた昭和51年から氏の活躍は目覚しく、竹新作展示会では最高賞である東京通商産業局長賞を組合員でただ一人5回受賞した。各種の竹編組技術と竹千筋の流れるような曲線を自由に操り、見る人の多くを驚嘆させた。
平成14年度 静岡市伝統工芸技術秀士指定
(静岡市伝統工芸技術秀士顕彰規定に基づき、蒔絵師の安野武士氏とともに、竹細工師の篠宮茂氏が指定されました。)
NET しずおか 5/20号より信条は、「人の真似をしない。今までなかった物に挑戦する。」
2004年10月31日、残念ながら、亡くなりました。ご冥福をお祈りします。
関東経済産業長賞 「手文庫」
篠宮茂さん県知事賞 「花入れ明日香」
篠宮とみ子さん(篠宮さんの奥様です)審査員特別賞 「ランプスタンドひとふさ」
松下愛さん(篠宮さんのお弟子さんです。)格調高い竹千筋細工 篠宮茂さん(静岡)が最高賞2002年2月
掲載されました(^^)○職人さん ひとことどうぞ○さわやか伝統工芸 せんすじ