駿河竹千筋細工は、日本全国にある編む竹細工と違って、細い丸ひごをさして組み立てるとても繊細な竹細工です。
この行灯は、和風、洋風どちらにも合う筒型行灯に、外側から和紙を張りました。
和紙を通したあかりは、暖かですね。また、浅黄色の和紙がおしゃれです。
今までは、ワーロンという化学繊維を貼っていましたが、せっかく自然素材の竹を使っているので、ぜひ和紙を貼りたいと思いました。
上の方は和紙を少し短くしてみました。竹ひごも少し見えて楽しい作品になりました。
ひごを太めにして、間隔を荒く差しました。おおざっぱな感じで素朴さを表現してみました。
ひごがやや曲がっているように見えるのは、実は曲がっているからです。
このひごは、すだれ用を使っています。通常のひごは、竹の節と節を使うのですが、このひごには、節が入っています。それでやや曲がってしまうひごも入ってしまいます。
きちんとしているよりも、その当たりで、素朴さを感じていただければ、うれしいです。(^^)
さて、この行灯には、調光器がついていますので、インテリアに枕元にと便利ですよ。
●竹は、煤竹色に焼いてあります。「駿河竹千筋細工」の特徴である竹ひごは、太めを使っています。
●取ッ手は付いていませんが、竹製品は軽いのでお掃除など持ち運びが便利ですよ。
●駿河竹千筋細工は、日本全国にある編む竹細工と違って、細い丸ひごをさして組み立てるとても繊細な竹細工です。
江戸時代から作られ、現在経産大臣により伝統的工芸品に指定されています。
洋室でもホッとした空間を作ります。