静岡市は、昭和15年の静岡大火、20年の空襲で焼け、古い工芸品がなかなか残っていませんが数年前、京都の方から明治時代の菓子器を譲っていただきました。 現在も同じような菓子器を作っていますが、この時代の方が0.6ミリというとても細いひごを使っていてます。(現在は、1.3〜1.8ミリのひごを使うことが多いです。) また、本物のチョウチョをガラスで挟んでいます。 現在では、縁を曲げるのに「胴乱」という鉄の管に巻き付けて曲げるので、とてもきれいな円ができるのですが、この当時は、そういった技術がなくて、ひごを曲げるこてで少しずつ曲げていました。 |