手作り民芸工芸品 駿河屋 経産大臣指定伝統工芸品「駿河竹千筋細工」のお店。 「駿河竹千筋細工」 虫 籠


30年ほど前、京都で見つかった虫籠を忠実に復元しました。
ひごは、鈴虫のひげを痛めないように細く仕上げられ、屋根のカーブがとても上品で、台には、駿河指物の技術が使われていて、漆塗り仕上げです。

伝統的工芸品 駿河竹千筋細工 御殿虫籠

駿河竹千筋細工は、日本全国にある編む竹細工と違って、細い丸ひごをさして組み立てるとても繊細な竹細工です。
経産大臣により伝統的工芸品に指定されています。

江戸時代、大和虫籠は、お殿様や豪商の持ち物だったようですが、この御殿虫籠は、京都のお公家さんの虫籠だったそうです。

30年ほど前、偶然江戸時代のこの御殿虫籠が見つかりました。朱色の漆で塗られたその御殿虫籠には蒔絵が施されていたそうですが、残念ながら保存状態が悪く、ひごもぼろぼろだったそうです。

その作品を森本さんのお父さんが、当時まだ20歳代だった若い甲子男さんに復元を指示し今に伝わっています。

ひごは、鈴虫のひげを痛めないように細く仕上げられています。通常の虫籠は、直径1.3mm程度のひごを使用しますが、この御殿虫籠では、0.8mmという極細のひごを使うのでとても美しいです。

屋根のカーブがとても上品です。 人気の大和型とは、またちがうカーブです。

また、台には、駿河指物の技術が使われていて、漆塗り仕上げです。

もちろん、本当に鈴虫を飼うこともできますが、観賞用に床の間に飾られる場合が多いです。

御殿虫籠 桐箱入り。

●みやび行灯制作  
 
●素材 虫籠、人工すす竹。 台、木製、漆仕上げ。 

●房、(紫)ついています。

●サイズ 幅203ミリ×奥行127ミリ×高さ179ミリ

●説明書 「駿河竹千筋細工」しおり

●箱 桐箱入り。

●価格 111000円(税込み)


上、紺の紐もついています。

屋根は、緩やかなカーブになっています。
ひごの長さがそれぞれちがうので、難しいです。

台は、駿河指物の技術を使っています。
漆塗り仕上げです。

箱は、桐箱です。(上の文字は書いてありません)

★ 作者紹介 ★

伝統工芸士 森本 甲子男(もりもと かしお) 考案

昭和23年1月7日 静岡県生まれ。
昭和38年 15歳で父である伝統工芸士 森本弘に弟子入り。
平成8年2月 伝統工芸士に認定される。

京都に残った江戸時代の名品虫籠を元に「御殿虫籠」を作成。
制作するだけでも難しい、0.8ミリという極細の竹ひごを駆使した、雅やかな曲線が特長です。
平成11年には、この御殿虫籠を100年物の煤竹を使用して、作り上げ、その優美さ、繊細さが認められ、関東通産局長賞を受賞しています。

平成24年3月、他界されました。

現在は、みやび行灯にて、同様に制作を続けています。

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