駿河竹千筋細工は、日本全国にある編む竹細工と違って、細い丸ひごをさして組み立てるとても繊細な竹細工です。
和風、洋風にも合うすっきりデザインの筒型行灯ですよ。
作り手の方としましては、丸という形は、胴乱に竹を巻き付けて曲げるので、作りやすい形です。
また、尺二寸(36cm)の長さのひごを曲げずに差し、たるまないようにしようとすると、中輪を入れるのが一番です。
とてもシンプルに作ってありますが、その分、バランスも良く、また飽きが来ない形ですね。
筒型は、「江戸の筒型行灯」でもご紹介していますように、古くから親しまれてきた和の形です。
また、シンプルなので、洋室でも面白いですね。
竹の色は、煤竹色に焼いてあります。塗りよりも安くでき、また竹の質感が充分伝わってきますよ。
一つ、欠点と言えば、軽いことです。
これは、良い点でもありますが、灯りの調整が、調光器ではなく、40ワットの電球と小さいナツメ球の切り替え式なので、切り替えるときにひもを引っ張ると、本体も一緒についてくることがあります。
この点は、本体を持って、引っ張ってもらえれば、大丈夫です。ぜひ、ご愛用下さいね。
●竹の縁の部分は、煤竹色に焼いてあります。「駿河竹千筋細工」の特徴である細い竹ひごは、とても繊細ですね。
●和紙ではなく、変色しにくく、また破れにくい、行灯専門紙を使っています。
●40ワットの電球と小さいナツメ球が付いていますので、枕元に置いて本を読んだり、お休みの時には、小玉を使ったりとご利用いただけますよ。
●取ッ手は付いていませんが、竹製品は軽いのでお掃除など持ち運びが便利ですね。
ちょっと古いですが、2001年秋、テレビ朝日系ドラマ、「科捜研の女」の主人公の部屋にレギュラー出演していましたよ。
テレビを見ていてびっくり!大好きな沢口靖子さんのお部屋に見慣れた行灯があるではありませんか。 舞台が京都ですし、和室には、お似合いと言うことなのでしょうか?しっくりしていました。