駿河竹千筋細工は、日本全国にある編む竹細工と違って、細い丸ひごをさして組み立てるとても繊細な竹細工です。
この大和虫籠は、江戸時代には、お殿様や越後屋のような豪商しかもてなかった虫籠です。
丸い屋根のカーブがとても優しくこのような屋根を持つ鳥籠、虫籠を古くから大和型と言い、大名が持つ籠には、紋が蒔絵で描かれ、大名籠と呼ばれました。
こちらの虫籠の台の丸い足は、猫足とよばれ古くから人気があります。
もちろん、本当に鈴虫を飼うこともできますが、お茶席などでお菓子を入れて、お客さんにまわしたり、お花を生けて床の間に飾られたり、いろいろに、ご使用できます。
先日絵はがきを買ってきました。ご覧ください。
2004年6月発売の「家庭画報7月号、夏情緒ある涼しいくらしを」特集 掲載作品です。