伝統工芸士、伝統工芸技術秀士 篠宮 康博さん
篠宮さんは、最初は千筋細工ではなく、編む竹細工からはじめたそうです。そのため、各種の竹編み技術が得意で、繊細な丸ひごを組み合わせた作品が得意です。
特に大型花器や特殊な竹製品作りは業界随一で、お茶の組合とのプロジェクトでは、移動式茶室を完成させ、また、「駿河竹千筋細工」新作展、伝統産業工芸展や伝統的工芸品関係の展示会で何度も入賞し、それらの功績で県優秀技能者として表彰を受けています。
後継者の育成にも積極的で、大村恵美さんをはじめ、若い方を工房にて指導しています。→伝統の「駿河竹千筋細工」 18歳女性が修行
2004年、静岡市より伝統工芸技術秀士に指定されました。静岡竹工芸協同組合理事長として活躍しましたが、すでに引退していて、こちらの作品はお弟子さんが作っています。
静岡市広報「静岡気分」 2004年6月1日号を参考、一部引用しました。