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■職人になりたい方のお問合わせより3■

職人志望 さん(3*歳)
こんにちは。いつも楽しく拝見してます。伝統工芸士という資格についてお尋ねしたいのですが。一定の経験年数が必要と聞いていますが、なるためにはやはり弟子入りなどを経て経験年数を踏む必要があるんですよね?もし弟子入りできる所がない場合に、別の形で目指す方法はあるのでしょうか?何を持って経験年数になるのかがよく分かりません。やはり実務経験が必要なのでしょうか?アドバイスよろしくお願いします。 


お問い合せありがとうございます!

伝統工芸士の資格は、伝産協会にて、認定されます。
詳しくは、伝産協会のホームページに載っていますが、次の通りです。

1.伝統工芸士の認定
 伝統的工芸品の高度な製作技術・技法を将来に向けて継承するため、全国的に試験を実施し、伝産協会会長が「伝統工芸士」を認定しています。受験資格として、経済産業大臣指定伝統的工芸品の製造に現在も直接従事し、12年以上の実務経験を有し、原則として産地内に居住していることが条件となっています。

伝統工芸士は、経産大臣指定の伝統的工芸品の職人に限られています。指定されるには、組合が必要なので、この組合員の職人に教わっていないと難しいでしょう。また、京都の京都伝統工芸専門学校に入学すると、この2年間は、伝統工芸士試験を受けるときの12年間の経験という受験資格のうちにはいるそうです。

伝統工芸士は、以前は、本当にベテランのすぐれた工芸士にのみ与えられていた難しいものですが、今では、試験を受けてなることができます。がんばってチャレンジして下さい。


匿名 さん(3*歳)
愛知県に住む友人の友人の話なのですが、陶芸をやっております。
友人の話によると彼は陶芸の見習い(?)をしながら、
お金をもらっているというのです。
その工房からいただいているのではなく、なにやら県とか市の公の機関からいただいているというのですが、そんな制度あるんですか?
弟子入りすると、その期間収入が途絶えてしまいますよね辛いです。
そのような制度があったらぜひ利用したいものです。
審査とかあるんでしょうか。
自治体によってちがうものなんでしょうか。
もし、お分かりになったら教えてください。


お問い合せありがとうございます!

こうした補助金は、自治体により、あるようですね。
静岡市では、ホームページにも説明していますが、2年間受け入れている工房に毎月補助金がでます。そのまま、お弟子さんに渡しているところや、一部を渡している所などがありますね。

アルバイトをすれば、あまり経験がなくてもある程度の収入があるのに、弟子入り中は、厳しい仕事をしながら、収入がありませんからね。
また、こうした制度があると、工房の方が受け入れやすいです。いくら、仕事を教えているとはいえ、弟子の生活を考えると、いくらかお小使いをあげたくなりますものね。

静岡では、こうした制度を受けるためには、審査があります。主に、お弟子さんの決意の確認と工房の教える資格を審査するようですね。
伝統的に工芸が盛んなところなら、実施しているかもしれませんが、どこがと言うことは分かりません。
興味を持った工芸の組合などに聞いて見るといいですね。


藤 さん(5*歳、土木設計)
叔父が75歳で茶こしを40年作っていましたが先日脳梗塞で入院してしまいこれから先に大きな不安を抱えて自分の持っているノウハウを教えたいと行ってきました。私も仕事柄すべてがCAD化されもうこの仕事は駄目だとわかり手伝いをしようといろんなところに製品を見に行っていって勉強しているところです。実際この歳でやれるでしょうか?また食っていけるのか大きな不安がありますがご助言をお願いします

ありがとうございます。
おじさんの入院、大変ですね。その後を継ごうという気持ちは、とても大事ですね。

さて、茶こし作りの技術習得に要する期間や、収入につきましては、残念ながら私にはわかりません。
普通に考えますと、叔父さんが40年かかって覚えた技術ですからそう簡単に覚えられそうでもありませんが、実際定年過ぎてから竹細工を覚える方も多いので、無理と言うこともないでしょう。特に、跡継ぎと言うことでしたら、お得意さんや道具も継げるので良いと思います。

一つ心配なことは、ご家族のことです。私の家では、子供の学費とか、家のローンとかで、火の車ですが藤さんの所はいかがでしょう。
ご家族の方ともじっくり話し合って、決めて下さいね。


まさ さん(1*歳、美大浪人)
具体的に何というところまではまだ決まっていないのですが、職人というのはその道を極めた方にだけ与えられる称号であり、とてもあこがれています。
物を作ることは昔から大好きで、小学校の頃からアトリエに通い、現在は東京の某美術大学のデザイン学部を目指して日々絵を描いているのですが、それよりも職人さんの下で直で学ぶ方が早いのでは?と思う今日この頃です。

しかし、知識が全く無い為お問い合わせしてみた次第です。
伝統工芸職人を志願した場合、何から始めればよいのでしょうか。


もちろん、職人さんの下で学ぶ方がいいでしょう。でも、不景気の中、なかなか弟子入りさせてくれるところはないかもしれませんね。また、弟子入りさせてくれても、お給料はあまり望めません。ですから、あこがれだけで職人になろうというのは、あきらめた方が良いと思います。

こうした厳しい現実がありますので、もし本当になりたいのでしたら、ホームページにも書いてあるように、体験教室などで本気で取り組める仕事をまず探すことから始めて下さい。


たけっち さん(1*歳)
僕は、職人になりたいんですけどやはり高校にはいったほうがいいとおもいますか。
いくとしたら工業か商業どちらがいいとおもいますか。


もしかしたら、数年前、小学校の方で竹細工教室を受けましたか? その体験を気に入ってくれたとしたら、とてもうれしいです。

さて、職人に高校は、必要かということですね。
昔の職人の中には、中学しかでていないという方はたくさんいました。また、逆に大学を出ている職人も少なくありません。

以前は、作ることだけをしていればよかったのですが、現在は、みんなに気に入ってもらえる作品を考えたり、実際に販売したりしています。ですから、高校や専門学校へは、行った方が良いと思いますよ。

また、職人の世界は狭く、高齢の方が多いので、同じくらいの年の友達がとても少ないのです。ですから、高校などへ行って、友達を作ることも大事かなと思います。

私は、工業高校の機械科でした。道具の使い方や製図など役に立っています。
また、インテリア科も、いいかもしれませんね。商業も面白そうです。普通科から、デザイン専門学校などを目指すのもいいでしょう。

本を読んで勉強する習慣は、職人になってもとても大事ですよ。前向きに考えて下さいね!


KUMA さん(2*歳、フリーター)
私は今、ジュエリー(リング、ペンダントなど)制作、デザインなどの職人をめざしています。
昨日、あるジュエリー会社にとびこみで自分の作った作品を持って弟子入りを志願してきました、結果は駄目でした、
その理由は弟子はとっていない、自分に対して素性が知れず信用がない所が主でした、会社経営者として当たり前と言えば当たり前だと理解できました、職人としての厳しさを色々話をしてくれました、忙しいところ自分の為に時間をとってくれた事に感謝しています。面接に行ってまだ二件目ですが行き詰まりましたそれは実家から半径200〜300km以内で探さないといけないからです、他のそのような職人をどのようにして探せばいいのかわかりません、専門の学校に行くことは出来ませんだからといって年齢も心配で独学で0からだらだらやれません弟子入りかそのような仕事の環境に身をおくことしか道はないと思っています。

勇気を出して、飛び込んだんですね。とても良いことだと思います。
「具体的に動けば、具体的な答えがでる」というのが私の好きな言葉です。今回も具体的な答えがでてきたんではないでしょうか?

求人をしていないところへ行けば、びっくりするでしょう。
また、その会社の経営方針や、状況、などでも無理な場合があると思います。

信用がないということですが、履歴書は、もちろん持っていきましたよね。
体験講座などがあれば、先生と親しくなり、信用もされますが、いきなりでは厳しいかもしれませんね。

今回、色々話をしてくれたという事で、いい方だったようで、よかったですね。職人の厳しさを聞いたあとでも、やっぱり目指すんですね。ところで、どんな資格や学歴、経験などがあればいいのか、なども聞かれましたか?

探すところは、大都市の方が需要もあり、やっている方も多いのではないでしょうか?
これからは、飛び込んだ先のジュエリー会社で教えてもらったことをもう一度検討して、焦らずに必要な事をしっかりクリアして、もし専門学校へ行った方がいいのなら、まだ24歳ですから、行かれた方が良いと思います。専門学校でしたら、就職の仕方などもはっきりしているでしょう。
なるべく、相手の物差しに合わせていければ、いい結果がでるのではないかと思いますよ。



kiyoko さん(1*歳)
私は今、かんざし職人に興味を持っています。なかでも江戸つまみかんざし職人になりたく、自分なりに弟子入りさせていただきたい工房も見つけたのですが、弟子入りの話をどのように持ち出したらよいか悩んでいます。何度か工房に足を運んだ後、直接言うか電話で言うか手紙をだすか・・・。一般的にはどのような方法が職人さんに対して失礼でなく好印象でしょうか?


目指す仕事が見つかってよかったですね。
さて、弟子入りは第一印象が大事です。
もし、コネがあるようでしたら、そちらから行かれるのも良いと思いますが、なかなかありませんよね。
もし、個展などの展示会や、体験教室を開いているようでしたら、そうしたときは、お話ししやすいでしょう。
でも、そんな機会もなく、直接行くのでしたら、まずお電話してからがいいですね。

行くときには、これから何をしたいか、どうなりたいか、だけでなく、その工房にとって何ができるか、どんな役に立てるかなどをよくまとめて、前向きに話して下さいね。よい結果をお祈りしています。



くわ さん(2*歳)
何かを作り出す仕事、職人と言う仕事に今、興味をいだいております。一般にそういった情報がないので、わかりません。そう言った場合に全くつて等がない場合でも
職人への道はあるのでしょうか?

昔の職人は、世襲が多かったのですが、最近では子供たちが継がない場合が多く、後継者問題に悩んでいる工芸も多いですね。
逆に、手仕事の良さが認められてきて、職人になりたい方が増えてきていますので、やる気のある方に継いでもらえる方がいいという方もいます。
その反面、他人に教えるくらいなら、面倒だから廃業しようという工房も多いですね。

くわさんが職人になりたいのでしたら、体験工房に行ったり、産地を訪ねて、まずどういった仕事をしたいのかを探すことが大事です。
いざ、工房を訪ねるときも、絶対この仕事でなければ!という覚悟ができるようにしっかりと探して下さいね。


匿名希望 さん(1*歳、学生)
私は今高校3年生です。
今までは大学へ行こうと考えていたのですが、最近になり蒔絵の美しさを知って、漆工芸を勉強したいと思うようになりました。

というのも、将来のことを考えるに当たって、私には普通の企業などに就職して働くよりも、時間をかけて物を作るというような仕事の方が向いていると思うのです。
お金に結びつかなくてもかまいません。
実際、絵を描いたり、物を作ったりするのが大好きです。

ですが、私には前からイギリスに留学して美術を学びたいという夢があります。
もし、漆工芸の方をとるなら、留学の方は諦めなければならないのかなぁと思っています。何とか漆工芸とイギリス留学を結びつける方法はないでしょうか?

前にテレビで見た蒔絵師の方は、イギリスで蒔絵の修復のようなものをやっていたように思うのですが、そのような道はあるのでしょうか?
少しでも可能性があるならば、何としてでも両方やっていきたいのです。

イギリス! いいですねえ。私も行ってみたいです。
迷っているのでしたら、思い切って行ってみることも良いでしょう。日本にいたままでは、分からないことが多いと思います。現地に行って、蒔絵や漆がどんな場面で求められているのかを肌で感じるのは大事なことと思いますよ。

また、イギリスで蒔絵の修復をしようというのでしたら、蒔絵は、日本で習った方が良いと思います。しっかりできるようになったら、イギリスへ行きます。でも、その場合、留学ではなく、仕事をしに行くという形になるでしょうね。
蒔絵の技術を使った美術を留学で勉強するということもできるでしょう。

若い方は、たくさんの可能性を持っていますから、興味を持ったことには積極的に挑戦して下さいね。


サワ さん(2*歳、学生)
今、就職活動をしているのですが、色々と考えた結果、私は手で物をつくる仕事がしたいんだと思うようになりました。学校では建築を学んでいるのですが、設計をやりたいとは思えないのです。
むしろ、家具職人になりたいのですが、今の私には技術がありません。家具職人のもとで働かせてもらえるようなところはないでしょうか?

最近、家具職人になりたい方の問い合わせが多いですね。家具に対する関心の高さを感じます。
さて、技術を持っていた方が就職しやすいのか、また技術がなくてもいいのかは、メーカーによって違うと思います。

前回、amuさんのお問い合せに対する答えにありますように、大きな家具屋さんやデパートなどをまわって、いろいろな情報を探してみたらいかがでしょうか?
サワさんの作りたいような家具屋さんを見つけたら、勇気を出して、働かせて欲しいと頼んでみたらいかがでしょう?
専門学校などを出て欲しいと言われるかもしれませんし、また不景気なので余裕がないと言われるかもしれません。
逆にどこかを紹介してもらえる可能性もあります。

今、職人に弟子入りしている方たちは、勇気を出して頼んでみた結果です。
サワさんも勇気を出してがんばって下さいね!


チューリップ さん(2*歳)
和紙の柄、質感がとても大好きです。カラースクールで勉強していたこともあり、色をつかったお仕事をしたいと思っています。できれば和紙を作る過程の仕事、又は和紙つかった小物などをつくる仕事があればと思っています。もしくは、和紙をつかわなくてもよいのですが、多くの色を扱う職種に就きたいと思っているのですが...。よろしくお願いします。

チューリップさんは、和紙が好きなんですね。私も行灯や風鈴に和紙を使っています。風合いがよくて、ほっとしますよね。
でも和紙作り、和紙小物作り、色のお仕事といろいろお迷いのようです。和紙作りや小物作りなどは、カルチャーセンターや体験施設などでもできますので、いろいろ試してみたり、先生や仲間に仕事にしたときの事を相談してみたらいかがでしょうか?
焦らずに楽しみながら挑戦するのが良いと思いますよ。

オシダ さん(2*歳 会社員)
物を作ることが昔から好きでした。本職にすることは難しいと思い夢を諦めていましたがやっぱり諦めきれません。鎌倉彫や仏具彫刻などを将来的にやっていきたいのですが、どうすればいいのか判りません。

本職にするのは大変かもしれませんが、熱意があれば夢ではないと思います。

まず、鎌倉彫にするのか、何をやりたいのかを決めて下さい。もし弟子入りをお願いしても、事業所としては、迷っている方を受け入れにくいです。
弟子を一人前にするには、大変なことです。せっかく教えてもやめてしまうのではないかと思うと、事業所は、受け入れたくないでしょう。
ですから、もし迷っているのでしたら、カルチャーセンターなどで、いろいろ体験をして、一つに決めてから事業所などに負い合わせられた方が良いと思います。また、講師の先生に聞いてみるのもいいでしょう。

ただ、本職にしても、収入が落ち着かなかったり、また、量産したり、期日を決められたり、好きなことができなくなることもあります。趣味として楽しむ道もあると思いますよ。


amu さん(2*歳 派遣社員)

僕は家具職人になりたいと思っています。物を作るということのすばらしさは、子供の頃から良く思っていました。というのも芸術や美術は人生にとってすごく大事なものなんじゃないかと思えるのです。
またそれらが人のためになることであるならこんなにすばらしいことはないのではないでしょうか。日々の生活の中でインテリアを飾り付ける家具、そのノウハウをマスターし、仕事に出来るなら最高です。
家具はリビングに置けるようなものや寝具、そういった物を作れる職人になりたいです。何か良いアドバイスを頂けないでしょうか?ちなみに経験はありません。自分流の家具を作成したこともあります。


お問い合せありがとうございます。
家具職人といいましても、家具メーカーに就職する道や、自分で工房をもつ道などがありますよね。
家具メーカーでしたら、仕事は安定しているでしょうが、好きな物を作れるかどうか分かりません。
自分で工房を持つと、好きな物は作れますが、仕事が来るまでが大変ですね。
でも、お客さんの顔を見て作ることができ、お客様も職人にいろいろお願いして作るというお互いに楽しい仕事ができます。ですから、amuさんの、目指す職人像をしっかり決めて行かれたらいかがでしょうか?

また、家具のメーカーといっても、オーダーメイドができるところや、大量生産専門の所もあるでしょう。
大きな家具屋さんやデパートなどをまわって、いろいろな情報を探していますと、家具に対する目も肥えますし、値段なども分かってくるでしょう。楽しいことと思いますので、ぜひ歩き回って下さいね!


木村 さん(3*歳)
大学時代にインテリアの勉強をしました。
キッチンのプランナーの仕事を経験し、図面作成、ショウルームでの接客も体験しましたが、最近は物を売るということよりも作ることが性に合うと分かりました。
こんな時代だからこそ使い捨てではなく、大事に長く使ってもらえるような、ぬくもりのある家具を作りたいと思います。また、家具のリフォームにも興味があります。

日本一の生産高を誇る静岡の家具ですが、最近では安い輸入物の家具に押されているそうです。
大量生産ではない、木村さんの考えているような、長く使える良いものは、これから見直されていかなければならないなと思います。特に、生活に合わせて作ってもらえると
お客様も喜ばれるのではないでしょうか?

さて、木村さんは、インテリアの基礎や営業的なこともご存じですが、これから技術を覚えるために、あらためて、専門学校などで学習するか、弟子入りや就職するという道がありますよね。
今までの人脈を利用して、木村さんの気持ちにあったメーカーなどに問い合わせてみるのが、いいかなと思います。

前向きにがんばって下さいね。


まちよい さん(2*歳 設計)
設計の仕事に従事しておりますが、一向に物作りに従事しているという満足感を味わうことができません。既存の材料を組み合わせ、コストに縛られ・・・。もううんざりです。
家作りで学んだことは、インテリアがいかに重要であるかということでした、とくに造作には大変挙見が沸きました。

和風建築の造作をてがける職人になりたいと思っているのですが、どういった道を歩んでいけばいいか迷ってます。よきアドバイスをお願いいたします。


設計のお仕事も素敵だと思いますが、まちよいさんには合わないようでしたら、しょうがないですよね。
さて、和風建築は、寺院などの伝統建築や立派な瓦のある日本建築がありますね。

伝統建築でしたら、以前にも質問がありましたように、京都の◆京都建築専門学校◆に問い合わせてみて下さい。
○京都の伝統工芸 まなびガイド 〜 建築(京大工)
http://www.kyo.or.jp/kyoto/web_manabiguide/kougei2/kougei01.html

また、日本建築でしたら、大工さんに弟子入りするのが普通だと思いますが、ハウスメーカーに問い合わせるのもいいのではないでしょうか?
身近な所から積極的に動いていけば、具体的な道が見つかるでしょう。がんばって下さいね。


クミ さん(2*歳 DTPオペレーター)
毎日パソコンに向かってそのうち自分もコンピューターに侵されてしまうんではという思いでもっと人間らしく生きられる仕事を考えていました。その時自分はいったい何が好きでなにが向いているんだろうかと考えたとき日本の文化や工芸をつくる仕事がいいかもしれないと考えました。
日本の文化では着物が特に好きです。
とくになにがやりたいというのはないのですが好きなものはといったら着物や扇子等の日本らしい柄がとても好きです。
もしこのような関係の仕事があればどんな職種があるのか教えていただけないでしょうか?
もしくはそれらを学べるところがあったら教えてもらえないでしょうか?

伝統のお仕事に興味を持っていただいて、うれしく思います。好きな所から取りかかるのがいいですね。

着物ですと、仕立てをするのもいいですし、友禅などの染めもいいでしょう。
扇子は京扇子が有名ですね。

東京では、池袋東武百貨店の中に、全国伝統的工芸品センターがあります。こちらには、全国の伝統的工芸品が揃っていますから、ぜひ行ってみてください。
また、都内には、いろいろなカルチャーセンターや専門学校がありますので、検索サイトなどで調べて行ってみるのも良いですね。


まり さん(2*歳 会社員)
今年、大学を卒業し、一般事務職として就職をしました。数字と文字を見つめるだけの日々を過ごしている内に、物を作る仕事に就きたいという昔からの夢に改めて気がつきました。
私は彫金を学んで、指輪などの装飾具、さらにはもっと大きい物を作りたいです。趣味で終わらせるのではなく仕事にしたいと思っています。そのために、学校を探しているのですが、よい学校を教えてもらえないでしょうか。本物の彫金の技術が身につくのであれば、今住んでいる場所を離れる覚悟はもちろんあります。もし、外国に学校があるというのであれば、外国語を勉強して、その国へ行きます。
どうか良きアドバイスをお願いします。


まりさんは、九州ですね。
ご存じとは、思いますが、お近くに専門学校があります。
私には、九州の状況、彫金の現状などが分からないので、おすすめというわけではありませんが、参考にしてください。

日本宝飾クラフト学院福岡校
住所: 福岡県福岡市博多区博多駅前3−8−20 ヤシマ博多駅前ビル
TEL: 092-471-5369 FAX: 092-472-3310
趣味で楽しみたい方や業界人のキャリアアップに。シルバーアクセサリーを作ってみたい方。
※ 各コース。週1回から気軽にジュエリー制作・彫金・デザインを学べます。月謝制

ものを作ることは、楽しいですが、収入の面、また、職業にしたときのつらさということもあります。
今の仕事を続けながら、こうしたスクールでまず始めてみて、仕事として続けていけるかを考えてみられたらいかがでしょう。


O さん(1*歳 学生)
今、職人に興味をもっています。高卒でそういった希望の人は多いのですか?

将来のことを真剣に考えている高校生は多いですし、また不景気で就職が少ないと言うこともあるのでしょうか、職人希望の方もいますね。
今、「駿河竹千筋細工」を修行している方も、高校3年の夏休みにうちの工房を訪ねてきたんですよ。
ただ、受け入れる工房の方が、少ないので、弟子入りは難しいかもしれませんね。
ざわ猫 さん(ソフトウェアエンジニア)
自分の納得のできる一品を造りたいと思っています。
分野は何があるかわからないので、大量生産以外のものを教えて欲しいと思っています。

あと最低限の生活ができるかどうかも心配です。実際どの程度の収入があるものなのでしょうか。バイトとか兼業になるものでしょうか。

まず、何をつくりたいのかを探しているんですね。
北海道は、歴史的に新しいので伝統工芸は育っていないかもしれませんが、陶芸や木工、鞄作りなど手作りの仕事はあると思います。これらは、身近な体験教室やホームセンターで材料を買ったりして、楽しみながら見つけて下さい。

大量生産でできている身近な漆器や染色、木工品でも、もちろん手作りでできます。同じものでも手作りと工業製品では違います。心やぬくもりを込めていくのが、職人の仕事ですね。

手仕事は、働いた分しか収入になりません。また、つくっても売れなければ収入になりません。
そういった厳しい世界なので、好きでなければ続けられないでしょう。ですから、納得のできる何をつくりたいのか、まずそれを見つけて下さいね。


トコ さん(学生)
今大学4年生なのですが、染色をやってゆきたいと思い、就職活動はしないで、専門学校に行くお金を貯めています。私の行っている大学は染色とほとんど関係がなく、現在は染色に関して無知に近い状態です。自分で染色の専門学校や、教室を調べているのですが、私のやってゆきたい、インド関係の染色を勉強できるところがなかなか見つかりません。こういった民族関係の染色を勉強できるところはないのでしょうか・・・?また、民族関係に限らず染色の工房で、まったくの素人であっても一から教えてもらえる事のできるようなところはないでしょうか・・・?

本気で染色をやっていきたいのです。
親はやりたいことをやることには賛成してくれていますし、必ず成功させたいと思っています。


インド関係の染色はとても面白いと思いますが、仕事として考えますと、産地からの輸入品が安く入ってしまいますので、厳しいかもしれません。それでも、インドの染色をトコさんのオリジナルで工夫して作っていくのはとても面白いことですね!

トコさんもお考えのように、インド染色の教室などが見つからないようでしても、インドへ技術を覚えるために行って来る前に、まず似たような染色の教室に通い、基本的な事を勉強してからの方が良いと思います。

トコさんは、染色について初心者ということですので、まずお近くの教室や専門学校に行かれたらいかがでしょう。東京には、染色美術専門学校がありますし、他にも良い学校や教室があると思います。 http://www.senshoku.ac.jp

工房は、下記の冷え性さんのご質問にもありましたが、不景気の中、素人さんに教えてくれるところは少ないでしょう。また、仕事でよりも教室の方が、順を追って教えてもらえますし、質問もしやすいと思います。だんだん先生と親しくなったら、工房へもおじゃまさせてくれるようお願いしてみて下さい。

「必ず成功させたい」 とてもすばらしい意気込みです。まず、身近な所から、基本をしっかり覚えて、ぜひ成功させて下さいね!


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