●静岡県郷土工芸品展
○場所、浜松遠鉄百貨店 催事場
〒430-8588 静岡県浜松市中区砂山町320-2 TEL.053(457)0001
○期間、2月24日(木)〜28日(月)
時間 10:00〜19:30
○展示品/駿河竹千筋細工、駿河漆器、駿河蒔絵、駿河塗下駄、駿河和染、静岡挽物、掛川手織葛布、ざざんざ織、賤機焼、志戸呂焼、家具指物、駿河張下駄、浜松注染そめ、若手後継者グループ(するがクリエイティブ)
◎2月25日(金)は制作体験、26日(土)は、実演に行ってきましたよ。
25日(金)は、小学校の竹細工体験教室を開催しました。昨年は、午後の1回だけでしたが、今回は、午前と午後の2回です。
場所は、デパートの8階催事場。レストランとエスカレーターの間という、きっとデパートの中でも一等地でしょう。
四角にテーブルを用意して、そのまわりを20人あまりの小学生が囲んでいます。
始めに、駿河竹千筋細工のお話をします。学校からデパートに来たばかりの小学生は、教室と違い、そわそわしています。
今年度も、駿府匠宿などで、小学生相手にお話をしてきましたので、こうした状況は慣れてきていますが、静岡市内と違って、浜松は、やりにくいですよ。
「皆さん、登呂遺跡は知っていますか?」と聞くのですが、浜松では、市内の他の弥生遺跡へ行っているらしくて、反応がありません。
「浅間神社を造るために全国から職人が集まってきて・・・」と言っても、ぽかんとしています。
浜松用にちょっとお話を考えてくれば良かったですね。
「この状態でお話をしても、しょうがないかな」と思って、お話はさっさと切り上げて、キットの制作に入ります。
もうそうなると、子供たちはやる気満々!若手職人さんもお手伝いしてくれて、また生徒さん達も、きちんとお話を聞いてくれて、楽しく作れました。
さっきまでの白けた雰囲気は吹っ飛んで、楽しく制作できましたよ。
静岡市内では、ほとんどの小学生が体験する、「駿河竹千筋細工」。
浜松の小学生達にも思い出になってくれれば、うれしいです。
県内には経済産業大臣指定の伝統的工芸品が3品目、静岡県知事指定の郷土工芸品が19品目あります。
この展示会では、そのうち、静岡市の駿河漆器や駿河塗下駄、浜松市の手織絹織物「ざざんざ織」など、歴史と風土に培われた伝統工芸品12品目と他2品目約900点を紹介します。
17世紀前半から伝承されているという静岡市の駿河竹千筋細工や駿河塗下駄、掛川手織葛布などの製作実演も予定しています。
(第10回静岡県の郷土工芸展
より引用しました)
静岡県の工芸品といいましても、ほとんどが、静岡市です。
静岡市は、江戸時代に浅間神社を造営、改修したため、いい職人さんが住みついています。
工芸の種類は、私達の「駿河竹千筋細工」をはじめ、漆器・蒔絵・木工指物・竹細工・塗下駄・挽物・染物と多彩ですよ。
静岡市も、この伝統工芸には、関心が深く、まだまだ盛んです。
また、静岡市以外でも、掛川の葛布や、浜松市の手織絹織物「ざざんざ織」など、その産地でしか見られない、工芸品があります。
その伝統工芸が、浜松で、一度に見られる展示会が、この静岡県郷土工芸品展ですよ。
実は、私は、静岡市内の工芸品は、先月静岡で開催されていた、静岡伝統産業工芸展などで、よく一緒になりますが、県内市外の工芸品は、あまり見ることがありません。
ですから、毎年この展示会を楽しみにしていますよ。
▼ イベント@S
- 第10回静岡県の郷土工芸展
▼静岡県郷土工芸品
イベント@S
- 第10回静岡県の郷土工芸展
・経産大臣指定伝統的工芸品 駿河竹千筋細工について
・花器 ・行灯(照明) ・虫かご ・茶器その他 ・風鈴 |