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工房見学につきましてのお願いです。
駿河竹千筋細工には、竹を割り、ひごを作る、輪を曲げる、穴を開けるなど、いろいろな工程があります。
どれも大切な工程です。
中には、お話ししながらでもOKな所もありますが、数えて確認しながらの穴あけなど、集中したい所も数多くあります。
また、竹を割ったあとの幅厚み決めは、大きな音のする機械を通します。
駿河竹千筋細工をよくわかってもらうには、作るところを見てもらうのが一番とは思いますが、そうした点も考えていただけるとうれしいです。
できれば、工房見学は、短時間で、工房の雰囲気だけを見ていただく感じでお願いします。
なお、駿府匠宿さんでは、毎週土日、いろいろな実演をやっています。
デパートと違って、実演がメインですから、職人さんとのお話なんかは、そうした機会をご利用ください。
○駿府匠宿 本館 竹染工房 |
静岡には、「駿河竹千筋細工」を習っている若い職人さんは、4人います。
また、他の工芸品でも、多くの若い方が弟子入りしています。
静岡市は、若い職人さんを応援しているので、今がチャンスかもしれません。
ただ弟子入りと言うよりも、匠宿などのカルチャーで楽しく作る方がいいかもしれませんね。
2002年6月発売のリクルートの雑誌「ケイコとマナブ」首都圏版7月号に「OLから転身して職人の世界で生きる」特集があり、ありがたいことにうちのホームページも紹介され、私のコメントものっています。
また、伝統的工芸品産業振興協会主幹の田子さんのメッセージも載っていましたが、私の意見と同じなのでびっくりしたり、うれしくなったりしました。
●クラフトマンサポート事業
‐ 静岡市
2005年2月に、このページも取材してくれました、きもとえいこさんの 「熱い気持ちで働きたいなら職人になろう!」
の本が出版されました!
色々な職人さんのお話が載っていて、面白いです!
以前、ライターの木元さんより取材の時に、河野さんという三味線職人さんが、昼間は仕事をしないで、集中力を高めるために真夜中に仕事すると言うお話を伺いました。
その時は、頑固爺さんが、仕事と言うよりも道楽のように、三味線を作っているのではないかと思っていました。
今回この本にもそのお話が載っているのですが、同じ河野さんが、反対に弟子をとって、十年の修行でしかできない皮張りを、たった15分でやらせてしまうというお話にはびっくりしてしまいました!
また、巻末にお写真が載っていまして、河野さんがお若いのに、またまたびっくりしました。お年も私と1つ違いなんですね。
いい仕事はきちんと残しながら、仕事を後継者には伝えていくこと、それもきちんと収入になるように育てていくことは、とても難しいことですが自分自身が成長することと同じくらい大事だと思いました。
竹細工職人だけでなく、フローリスト、空間デザイナー、フレグランシストなど15人の職人さんに取材しています。
まさに職人希望者必読の本ですね。
この「熱い気持ちで働きたいなら職人になろう!」本の取材は、木元さんが、このページを見て、来てくれました。
このページには、時々、職人希望の方からの問い合わせがあります。
なぜか、竹細工職人よりも、家具職人になりたいという方が多くて、びっくりしますが、家具は、それだけ生活に身近なのかもしれませんね。
私は、家具については素人なので、一般論しか言えません。
若い家具職人さんと一緒になったので、聞いてみました。
その方は、関東から静岡へ引っ越してきています。
今の親方に弟子入りする前に、まず訓練校へ行き、卒業後、何十件も家具工房を訪問して、断られたり、また自分と合わない家具を作っているところは、断ったりして、納得のできる親方のところにお世話になっているそうです。
うちへ、相談に来る方は、これからどうしようという、初心者の方が多いのですが、2,3カ所回っただけで、途方にくれてしまう方も多いです。
あきらめずに何回もチャレンジすれば、きっといい親方が見つかるのではないかと思いますよ。
★ 必見! 職人についてのおすすめリンク ★
●駿府匠宿 カルチャー教室
●All About Japan [フリーランス] おすすめリンク集 カテゴリ 「職種:職 人」
手を使ってモノをつくる、ことにこだわりを持って仕事をする、その道の達人。職人と呼ばれる仕事に関する情報や、職人の方のサイトを紹介しています。
●京都伝統工芸大学校
これから伝統工芸をはじめる初心者にはとても大助かりの学校です。
●木工家になるためのQ&A矢澤金太郎がお答えします
木工にむく適正から、修行、工房開設まで人気木工作家さんが親切に答えていますよ。家具職人を目指す方は、絶対見ておいて下さいね!
職人さん