●静岡県郷土工芸品展
○場所、浜松遠鉄百貨店 催事場
〒430-8588 静岡県浜松市中区砂山町320-2 TEL.053(457)0001
○期間、2月25日(木)〜3月1日(月)
時間 10:00〜19:30
○展示品/漆器・蒔絵・桐下駄・木工芸品・竹工芸品・染色工芸品・漆家具・木製晩物など展示即売します。
県内には経済産業大臣指定の伝統的工芸品が3品目、静岡県知事指定の郷土工芸品が19品目あります。
この展示会では、そのうち、静岡市の駿河漆器や駿河塗下駄、浜松市の手織絹織物「ざざんざ織」など、歴史と風土に培われた伝統工芸品11品目と他2品目約900点を紹介します。1
7世紀前半から伝承されているという静岡市の駿河竹千筋細工や駿河蒔絵、掛川市の掛川手織葛布などの製作実演も予定しています。
(第9回静岡県の郷土工芸展
より引用しました)
静岡県の工芸品といいましても、ほとんどが、静岡市です。
静岡市は、江戸時代に浅間神社を造営、改修したため、いい職人さんが住みついています。
工芸の種類は、私達の「駿河竹千筋細工」をはじめ、漆器・蒔絵・木工指物・竹細工・塗下駄・挽物・染物と多彩ですよ。
静岡市も、この伝統工芸には、関心が深く、まだまだ盛んです。
また、静岡市以外でも、掛川の葛布や、浜松市の手織絹織物「ざざんざ織」など、その産地でしか見られない、工芸品があります。
その伝統工芸が、浜松で、一度に見られる展示会が、この静岡県郷土工芸品展ですよ。
実は、私は、静岡市内の工芸品は、先月開催されていた、静岡伝統産業工芸展などで、よく一緒になりますが、県内市外の工芸品は、あまり見ることがありません。
ですから、毎年この展示会を楽しみにしていますよ。
▼ Event
@S 第9回静岡県の郷土工芸展
▼静岡県郷土工芸品
◎2月26日(金)は、実演に行きました。
また、26日(金)午後は、小学校の竹細工体験教室を開催しましたよ。
26日(金)は、あの、オリンピック、女子フィギュア、フリーの日。
浅田真央さんのメダルが決まる!ということで、お客さま見えるかな?と、ちょっと心配していましたが、朝から、とぎれることなく、お見えになりましたよ。
私は、網代編みを中心に実演をしていましたが、
「メジロ籠を作ったことがあるよ」
「昔、篭屋さんが近くにあったよ」
など、工芸品を身近に感じてくれるお客さまが、多かったですよ。
また、
「皮付きのひごを作りたい」
「今、鳥籠を作っているんだけど、どうしたらいい?」
という、専門的なお話もありました。
静岡市には、駿府匠宿という体験施設があって、10回コースで、竹ひご作りからはじめて、完成品まで作れます。
浜松ですと、そうした施設が近くになくて、なかなか技術を覚えるのが大変そうですよ。
さて、午後は、小学校の竹細工体験教室を開催しましたよ。
遠鉄の隣のビルの会議室を借りて、開きました。
いつもは、父が説明をするのですが、今回は、私です。
目の前に、作品が並んでいるとお話もしやすいのですが、今回は、キットの見本だけ。
その上、静岡県の職員さんもまわりを囲んで、ちょっと緊張しました!
でも、静岡市が誇る、弥生時代の遺跡、登呂遺跡をはじめ、古くからの言い伝えを取り混ぜながら、なんとかお話が出来ましたよ。
キット作りでは、若手職人さんもお手伝いしてくれて、また生徒さん達も、きちんとお話を聞いてくれて、楽しく作れました。
静岡市内では、ほとんどの小学生が体験する、「駿河竹千筋細工」。
浜松の小学生達にも思い出になってくれれば、うれしいです。
・経産大臣指定伝統的工芸品 駿河竹千筋細工について
・花器 ・行灯(照明) ・虫かご ・茶器その他 ・風鈴 |