●「駿河竹千筋細工」展
○場所:静岡市 駿府匠宿 別館 産業展示ホール
静岡市駿河区丸子3240-1
電話 054−256−1521
○期間、4月14日(土)〜7月8日(日)
時間 9:00〜17:00
期間中の土日、ゴールデンウィークには、実演もします。(朝10時から夕方4時まで)
○展示品/「駿河竹千筋細工」、200点以上、展示即売します。
○主催 静岡竹工芸協同組合
4月21.22日、駿府匠宿別館で、実演してきましたよ。
今月始めのツインメッセに比べると、やっぱりお客さまは少ないのですが、工芸体験施設に来てくれる方ばかりですので、みなさん、興味があるんですね。
じっくり見てくれる方ばかりでした。
今回は、ひごづくりの実演でした。
竹を割って、細くして、鉄板にあけた穴を数回通して、丸く細いひごにしていきます。
あまり工程が多いので、
「ひごができると8割くらい完成かな」と、誤解するお客様もいます。
「まだ、材料作りですから、これからが仕事ですよ」と伝えておきました。
小学生は、引いてみたいようで、「やってみる?」と聞くと、喜んでやってくれます。
私がスイスイやっていますので、簡単に見えるようですが、やってみると、難しいみたいです。
ちょうど、このコーナーには、他の道具も揃っていますので、その他の説明もしやすいですね。
ひごを曲げる「こて」は、今と昔を比べることができますし、胴乱もあります。
胴乱は、うちのは、2段か、3段ですが、ここにあるのは、7段。
だいたいの輪は、曲がってしまうすぐれ物です。
穴を開ける道具は、日おこしの道具みたいで、おもしろいです。
これからも土日、ゴールデンウィークには、職人が交代で実演をしますよ。
それぞれ、個性的で、言うことも実演内容も違います。
何回行っても楽しめそうですね。
土日の実演時には、常設以外にも作品を持っていきました。
雪ん子、さらし、塗りには、お花を入れました。
プリザーブドフラワーといいまして、生花を脱色して、染料で色づけした物です。
ドライフラワーよりもみずみずしい感じがして、造花よりも生き生きとして、生花よりずっと長持ちします。
母の日にちなみまして、赤いカーネーションも入れてみましたよ。
洋風の生け方ですが、「こんな使い方もあるのね」と、好評です。
実演会期が終了しましたが、一部、常設コーナーにも残してきました。
雪ん子と、丸宗の2点です。
お花は、販売していませんが、売場で、楽しんでいただけましたら、うれしいです。(^o^)/
4月12日は、前日とはかわって、お天気が良くて、搬入日和でした。
朝から、静岡竹工芸協同組合の15軒ほどの伝統工芸士、職人達が、それぞれ、10〜20の自慢の作品を持ち寄りました。
駿府匠宿さんは、「駿河竹千筋細工」など、伝統工芸を手軽に体験できる工房ですね。
その匠宿さんの別館、結構広いスペースなんですが、3ヶ月間、「駿河竹千筋細工」を展示販売しますよ。
匠宿から道路一本離れている別館は、ステンドグラスやサンドブラスターなど、ガラス関係の体験がメインの施設です。奥の円形の建物が、今回の「駿河竹千筋細工」の展示会場ですね。
入り口には、お求め安い価格のペン立て、花器、行灯などが並んでいます。
入ったところに実演場所があります。
毎週、土日、またゴールデンウィークには、職人が交代で実演をします。
その横には、駿河竹千筋細工の道具類が並んでいます。
左が竹を薄くするせん台。真ん中が縁を曲げる胴乱。そして、右がひごを曲げるこてですね。
現在は、こてを電気で暖めますが、昔は、炭火で焼いて使いました。その当時の貴重なこても展示しています。
私の常設コーナーは、人気の花器と、白い盛籠です。
黒田英一のコーナーには、50年ほど前に作られました、5重の塔や、舟形の行灯があります。
また、明治時代のものと伝わります、菓子器は、現在の物よりも細いひごで組み立てられ、また真ん中にはチョウチョが入っています。
よく見ると、縁がまん丸ではなく、ややいびつです。
この当時は、胴乱を使わずに、こてで曲げていました。貴重な資料でもありますね。
ほとんどは、職人別となっていますが、行灯のコーナーもあります。見所いっぱいですね。
こちらの展示は、7月8日(日)まで、開催していますよ。
期間中の土日、ゴールデンウィークには、実演もします。(朝10時から夕方4時まで)
◎私の実演当番は、4月21日(土)、22日(日)です。
入場は、無料ですので、お気軽にお越しくださいね。
・経産大臣指定伝統的工芸品 駿河竹千筋細工について
・花器 ・行灯(照明) ・虫かご ・茶器その他 ・風鈴 |