◆ 実演のお知らせ
駿府匠宿で実演をしてきましたよ。
匠宿のとなり、丸子城は、梅でしょうか、ピンク色に染まっています。春も近いですね。
土曜日の午前中は、駿河竹千筋細工のカルチャーが開催されていました。
カルチャーでも、ちょうど、穴明けをしていて、時々受講生が、私の穴明け実演を覗きに来ます。
「角度があるとすべっちゃんだよね〜」
「こんなに速くできないな〜」
カルチャーでは大きな輪にたくさんの穴をあけていました。
私の小さな輪に比べると、大きな輪は、ぐらぐらするし、あけるためにまわすのも大変なんですよね。実は、私も苦手です。(≧∇≦)
穴明けの角度は大切で、滑りやすいですが、慎重にあけ続けるしかないですね。
日曜日は、漆塗りの講座、メンパを作っていました。
糸鋸でくりぬいたり、ふちを曲げたり、漆をこねたり、楽しそう!
カルチャー、じっくりやってみたいですね。
中庭は、くりものの実演です。
見ているうちに削られていく木の棒に、子供たちもびっくりですよ。(^o^)
さて、私の実演は、穴明け、底に網代を入れる台輪作り、最後はひご差しで完成です。
座り込んでじっくり見ている方もいて、
「鳥かごを作ったよ」
「どこの竹?輪切り?」
「昔、田町に住んでたよ」
「(ひご差しで)真ん中の棒は何?」
楽しく見ていただきました♪
○場所:静岡市 駿府匠宿
静岡市駿河区丸子3240-1
電話 054−256−1521
http://www.sunpurakuichi.co.jp/takumi/
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2月22日(土)23日(日)は、駿府匠宿 竹染め工房で、実演をしますよ。
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今回は、花器の穴明け、台輪作りです。
竹を曲げて作った輪に、ボール盤で、ひごを差す穴を開けます。
一般の竹細工ですと、編みながら立ち上げて、形にしますが、「駿河竹千筋細工」は、縁に穴を開けて、ひごを差して組み立てます。
穴の深さや角度で、形が変わってしまうので、調整が大事です。
今回の花器しおりは、中輪が直角、上が80度、下が85度。この微妙な角度の差で、形を決めていきます。
位置も決めたら、あらかじめ付けておいた、目盛りに合わせて、穴を開けていきます。
穴をあけたら、籠止めという竹の輪で、丸く切り抜いた網代をはさんで、台輪〜底にします。
ボール盤や金槌の音が大きいですが、作業をしながらも、お話しできますので、お気軽に話しかけてくださいね!(^o^)/
○期間:2月22日(土)23日(日)
時間 9:00〜16:00
○場所:静岡市 駿府匠宿
http://www.sunpurakuichi.co.jp/takumi/
静岡市駿河区丸子3240-1
電話 054−256−1521
前回、昨年のお正月の様子です。
匠宿は、赤い垂れ幕がしてあって、お正月ムードでした。
この朝は、とっても寒くて、もう9時近いのに、木の橋や欄干には、白く霜が降りたままです。
その中、朝一番で、とても熱心な3人組がみえて、いろいろ質問してくれました。
穴明けをしていたのですが、足を止めてみてもらえると、千筋細工の説明をしました。
普通の編む竹細工では、こんなにたくさん穴を開けることはないですね。
やっぱり、お正月だからでしょうか、外国人のお客さまも何組か見えましたよ。
あけている輪を手にとって、不思議そうに見ています。
身振りで、「輪切りにしたのか」と質問してきましたので、細く輪って、曲げたことを手振りで説明します。
どこで継いだのかが不思議なようです。
ジョイント、クリアとか、あやしげな英語で説明してみましたよ。すらすらって、出てこないですね。(^o^;
お昼頃には、お友達が、匠宿のカルチャーで、何年も「駿河竹千筋細工」を習っているという方が見えました。
その方から、こんど教えてもらうよ、と言うことで、とても興味深く見ていました。
説明するときは、音の出るボール盤を止めるのですが、
「仕事を見ているのが好きなんだよ」ということで、1時間ほど、じっくり見ていってもらいました。
デパートだと、販売がメインですので、長話は、困るときもありますが、匠宿の実演は、大丈夫です。
竹染め工房に入ってくるお客さんは、それほど多くはないのですが、熱心なお客さんで、うれしいですね。
・経産大臣指定伝統的工芸品 駿河竹千筋細工について
・花器 ・行灯(照明) ・虫かご ・茶器その他 ・風鈴 |